夏休みの悲しい思い出

わたし

今日もこの星のどこかで生きている愛しいみなさま

本日もお越しいただきありがとうございます。

みなさん、夏休みですか?どのようにお過ごしでしょうか?うちは小学生が二人、長い夏休みも折り返しにきました。夏休みって、なんか特別なんですよね。子どもたちとこうして過ごしている夏休み、大変なこともたくさんあるのですが、とても貴重な時間でもあります。

夏休みってなんかトンネルみたいじゃないですか?1ヶ月以上も学校に行かないお休みがあって、2学期学校に行ってみると、思っても見なかった変化があったりして。急に大人っぽくなってる友達とか、髪型変わってる子とか、いつの間にか転校してる子とか。実は私も4年生の夏休みに転校しました。その年の夏休みに人生でこれ以上に悲しいことはないという出来事があり、人生が反転したんです。

その年は、夏休みに入ってすぐに、家族で海に行ったんです。うちは親は共働きだったので土日だったと思います。家族みんなで行けて、とても楽しかった。そして次の日、いつものように夏休みを過ごしていました。家で留守番が多かったはずだと思います。私は近所の友達と家で遊んでいました。自営業をしていた父が、遊んでいた私たちに「仲良く遊んでね〜」みたいなことを行って、仕事に行きました。いつものように。

そして父は帰ってこなかった。その晩、父は多額の借金を負って失踪したことがわかって、家族は絶望しました。もう、この世の悲しみが全部今うちにあるぐらいの悲しみがあったのを覚えています。私も母もどれだけ泣いたか分かりません。死のうか、みたいなことを話した覚えもあります。とにかく、4年生の私は、生きていたらこんなことが起きてしまうんだ、と思いました。本当にどうしていいのか分からないぐらい悲しかったことを、鮮明に覚えています。

その2週間後には、私は引っ越し、転校していました。今思えば、ほんとすごいことです。母も私も、よく乗り越えれたなと思います。自分が子どもをもって、娘が4年生になった時、ああ、このぐらいの時に私は転校したんだ、あんなことがあった時はこんな年頃だったんだと思いながら、改めて大変だった自分を知りました。そして、私はずっと、気持ちに蓋をし続けていたこと、頑張り過ぎていたこと、そういうことがこの数年でわかってきました。子どもの存在が教えてくれたことがたくさんありました。

あの時起きたことは、間違いなく人生で一番の悲しい出来事だったですが、あんなに泣いたり悲しんだりしたということは、お父さんが大好きで、楽しかったんだろうなあと最近気がつきました。お父さんが嫌いだったり、信じてなかったりしたら、また違う気持ちだったと思うんですよ。当時の4年生の私はただただ純粋にお父さんが大好きで家族が大好きで楽しい日々だったんだろうなと。何事もなく平凡で平和な家族だと信じていただけに、悲しみが大きかったんだろうなと思うのです。

毎年、夏休みはこの出来事を思い出します。でも、夏休みは嫌いじゃないんです。不思議と。やっぱり夏は大好き。8月は私が生まれた季節だからかなと思います。自分が生まれると決めた時だから、絶対に元気。どんなことがあっても、好きだなあ8月は。私にとって8月は特別。

夏バテしている方も多いかもしれませんが、せっかくの夏、皆さんも楽しいことがありますように。夏はすぐ終わっちゃいますもんね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ではまた★

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