見逃さなければいいだけ

今日もこの星のどこかで生きている
愛しい皆さま
本日もお越しいただきありがとうございます。

昨日は福井の海へ行ってました。
海で遊んで泊ってから帰省（金沢）するのが
毎年の恒例なのですが、
事情により今年の帰省は延期になり、
海だけ行ってきました。

泳ぎは苦手ではないのですが、
あまり水に濡れることが好きではなくて、
若い頃は海でも
いろんなことをして遊びましたが、
今は海水に浮かぶってことだけしてます。
（歳です）

我が家は年に２、３回キャンプにいくので、
半分キャンプのような海も割と慣れっこ。
しかし、ハプニングはつきもの。
特に忘れ物ね。

年に一度、海に来た時だけ
昼にカップラーメンを食べるのも恒例で、
今回も各自好きなものを前日に選びました。

そして海でお昼になって
もうすぐお湯が沸く、というときに、
気がついたんです。

箸がない！

キャンプ用品の中には常備しているけど、
今回はそのセットで来てない。
イオンで買ったから、箸はセルフだった。
完全に忘れてた。

どうやって食べる？！笑

海の家があるような海水浴場じゃないし、
コンビニも近くにはない。

何年も前なら、
キャンプでもこんなことがあれば、
なんで忘れたんや！！などと言って、
喧嘩になってたこともあったけど、

長年やってるとそれもなくなり、
どうにでもなるしどうにでもできる、
と思えるようになってて、
笑いながら、さてどうしましょう、となった。

私たち家族はたいがい意見がバラバラで、
それぞれの案はこう。

旦那さん→枝で食べるか、ペグで食べる
長女（中２）→枝でもいいけど、誰かに声をかけて箸をもらう
次女（小３）→枝では食べたくないし、人には聞けない
私→泊まる民宿（すぐそば）に借りに行く

旦那さんと長女は
すぐに枝を探しに行ってゲットしてきた。
でも次女は絶対に枝では食べないと言う。
私は、電話してみるも、つながらない民宿に
直接行ってみるが、
誰も出てこず途方に暮れる。

１０分ぐらい途方に暮れた頃、
少し先に小さな酒屋さんを見つけて、
そこへ行って事情を話すと、
「いいよいいよ〜」と言ってくれ、
箸を１膳いただくことに成功。
急いでみんなの元へ戻った。

そしたら、その間に長女が、
お隣のご家族に声をかけたらしく、
割り箸を２膳、いただくことに成功していた。

枝で食べると言い張ったパパ以外の
３人分の箸は揃った。

こんなに価値のある割り箸はないよね、
２０００円ぐらいの価値あるよね、
と言いながら、
カップラーメンを美味しくいただいて、
箸はなんとなく捨てれずに
洗って持って帰ってきた。笑
（帰ってから捨てたけどね）

つくづく、バラバラな家族なのだけど、
みんながいい感じの個性だと私は思ってて、
喧嘩もするけど、
家族みんなが家族が大好き。

で。このハプニングが、
面白かったし、楽しかったし、
こんなことだけど、宝物のようで、
帰ってからも思い出していたのね。

そしたら、ふと、気づいたの。

私は、小さな頃、
家庭が苦しくて、家庭に安心がなくて、
本当に普通〜の家庭がとても羨ましかった。

でも、喉から手が出るほど欲しかった、
普通〜の家庭が今ある、
平凡だけど暖かく楽しい家族の中に、
自分が居るってことが、
本当に幸せなのね。

で、これを、ちゃんと望んだ瞬間、
ってのがあったことを、
ふと思い出して。

本当はずっと、
家庭や家族が欲しかったのに、
望めてなかったし、諦めていた。
自分はそれを望めないと思ってた。
逃げていたんだよね。

でも、ある時、本当にふと、
「自分で作ればいいんじゃない？」
って思ったことがあって、
「創ってみたい！」って思ったのだよね。
その望みを自分で見逃さなかった。

それを自分で認めてから始まりまでは、
あっという間だった。
今の形になるまでは、長くかかったけど、
ここに続く道に歩み始めたきっかけは、
間違いなく、
その望みを見逃さなかったこと、だと思う。

で、思うの。

望みってのは、
望め〜！！！って絞り出すものじゃない。
出てくるから、それをちゃんと拾う、
そう言うものだと思うのね。
（望め〜〜！！もやったからわかるんだけど）

で、なぜそれが出たのか？って考えてみたら、
その前に、その望みと反対のことが
必ずあったと思う。

それを強く望まざるを得ないような
出来事とか環境とか、
（例えば、私の場合は小さな頃の体験とか）
大人になってからのパートナーも、
家庭的な部分が皆無で、
日常が荒れまくっている人、とか。

自分で望みに気がつけてない時は、
それに違和感も感じないし、
それが私の普通だと、思っちゃう。
諦めているんだよね。
でも、その時は、それが望みなのよね。

だから本当に、
望んでる通りの現実になってるのよね。

でも、違和感を感じ始めたり、
逆が気になり始める。
それはもうすでに逆に意識が向いてる。
望み始めてるってことなんだと思う。
それを見逃さないことが大事。
その時その時で。

だから、日常が大事。ありがたい。
日常の出来事って、
反対を知ったり、
自分の望みを知るためのもの、
その時の自分がどう感じるかの確認のため
に起きてるだけだな、って思う。
お試しってよく言うけど、
全てがお試しだと思うのよ。私は。

特別な意味とか、
その出来事がどれだけ素晴らしいかとか、
そんなのは、私はどうでもよくて、
（全部ありがたくて素晴らしいから）

その先の、
自分がどう感じるか、
それだけを注意深くみていけばいい。
感じていけばいい。
そう思うのよね。