しっかりなんかしたくない

今日もこの星のどこかで生きている
愛しいみなさま
本日もお越しいただきありがとうございます。

先日誕生日を迎えました。46歳突入。
ユングの「人生の正午」という有名な言葉は、
知っている人も多いと思うけど、
私自身も、まさにこの５、６年は、
午前から午後への移行だなあと思う。

自分のことを見直し、認識し直す、
そんな時間になってるし、
そして今もすごいスピードで進行中。

昨日、とある場所で突然、
幼少期からずっと引っかかってるシーンが
目の前に再上映されたんですね。
（もちろん当時とは別の人によってだけど。）

今までなら、軽くパニックになるぐらい、
ドキドキしたり、逃げ出したり、
悪い妄想が止まらなくなったりしたのだけど、
昨日、そうでもなかったの。

ああ、これ、あの時の記憶、
感情と感覚を呼び起こされてる自分がいるな
と、冷静に見てる自分がいた。
とても冷静だった。
あまりドキドキしなかった。

それで、その、
少しだけ思い出した当時の自分、
それを掴んでおいて、
後から別室に呼び出し、じっくり話をした。
ノートにも書いて書いて書きまくった。
（１日たった今日もまた書いた。）

ここまで丁寧に、自分で自分を癒したことは
初めてかもしれない。
自分の記憶と向き合うことだから、
これってきっと、自分でしかできないかも？
と思った。

で、冷静だった自分を、
ちゃんと自分で感じたら、
なんとなく、
これまでいつもパニックになってた自分を
（あの時の自分を）
引退させていいと感じた。

あの時、私がパニックになったのは、
自分にこの状況で何ができるかわからない、
何をすれば役に立てるのかが、
さっぱりわからない、
私は無力だ、
だったら、私の役目＝居場所がなくなる！
どうしよう！？
って思ったからなんだよね。

私の役目は「しっかりすること」で、
その私でいなければ、
存在価値、居場所を失う、と思ってたんだよね。
だから、ずっとずっと
「しっかり」してたんだよね。

でもね、
しっかりなんかしたくないんだよ！！

ずーっとしっかりしなきゃと思ってたけど、
（自分がそう思い込んで、
それに合う登場人物を登場させてるだけ、
だから、全部自作自演なんだけど）

私、しっかりしたくないし
人のお膳立てとか好きじゃないし、
気が利くとかでもない。
全然世話好きでもないし。
それより自分みてあげないといけないし。

でもある程度、
できるからやっちゃってた、
ってのもあるから、
それも完全にやめよう、って思った。

しっかりしててもしてなくても、
愛されてたし、
生きてるだけで価値あるし、
もうそんな思い込みは必要ない。

ありがとう、ちゃんと気がついたから、
もう大丈夫だよ、ってことで、
あの時の私には、引退してもらった。